[漫画]夢の雫、黄金の鳥籠 1巻2巻 徹底ネタバレ｜無料試し読みや感想はこちらから

夢の雫、黄金の鳥籠　1巻2巻のネタバレをまとめました。

夢の雫、黄金の鳥籠とは日本で言う大奥みたいな感じですかね。

沢山の女の思惑が行きかう後宮で気高く生きるとある女の物語です。

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夢の雫、黄金の鳥籠　1巻2巻の登場人物は？

物語の主人公は少女アレクサンドラ、後にヒュッレムと名を変えます。

• 主人公ヒュッレム
• 時の皇帝、スレイマン1世
• スレイマン1世の小姓頭であるイブラヒム

の3人を中心として物語は進んでいきます。

夢の雫、黄金の鳥籠　1巻2巻のあらすじ

貧しい村で生まれたアレクサンドラは、民族紛争をきっかけに奴隷として競売にかけられることとなりました。

そんな彼女を買い上げたのが、小姓頭のイブラヒムでした。

イブラヒムは彼女を皇帝に召し上げるために教育を施しますが、その間に二人の関係に変化が現れます。

夢の雫、黄金の鳥籠　1巻2巻のネタバレ

アレクサンドラの村は、ある日別の民族からの襲撃にあってしまいます。

彼女はさらわれ奴隷となりました。そんな彼女の前に謎の男マテウスが現れ、彼女を買い上げます。

マテウスは、日々彼女に教養を与え、アレクサンドラがもつ聡明さに磨きがかかっていきます。

そして、彼女に様々な事柄を教えているうちに、アレクサンドラはマテウスに対して、淡い恋愛感情を持つようになりますが、彼女の意に反してマテウスはある思惑を持っていました。

それはアレクサンドラを、自分が仕えている皇帝に召し上げることでした。

マテウスの正体は皇帝の側近イブラヒムだったのです。

彼女を皇帝に献上する日、イブラヒムは二つのプレゼントを贈りました。

一つは扉の無い、金色の鳥籠でした。

それはイブラヒムはどこにいても、心の持ちようで人は自由であるというメッセージの現れでした。

もう一つのプレゼントは、朗らかな声という意味を持つヒュッレムという名前です。

詩を読むことが得意な彼女にぴったりの名前でした。

ヒュッレムは皇帝である、スレイマン1世のもとに移され後宮での生活をスタートさせます。

後宮には多くの側室が住み、誰が皇帝陛下の子を産むかという争いで日々闘っていました。

女同士の争いは醜く、底意地の悪いものでした。

ヒュッレムはそんな生活に辟易しつつも、イブラヒムに対する思いを募らせていきます。

ですが、他の側室とは少し毛色の違う、ヒュッレムの事をスレイマンが気にいり、彼女を寝室に侍らせるようになりました。

イブラヒムのことを思いながら、スレイマンとベッドをともにする生活。

側室同士の争いも激しさを増し、ついには死人もでる騒ぎとなります。

先に子を宿した側室を第一夫人が殺したことをヒュッレムは知り、恐れを抱きますが、そんな彼女にイブラヒムは、皇帝の子を産めと無情にも告げるのでした。

そのために、彼女の身を守ると告げるイブラヒム。

そんなイブラヒムにヒュッレムの思いは深くなるばかりでした。

またイブラヒム自身もヒュッレムに対して、道ならぬ思いを抱きながら、皇帝の側近としての務めを果たそうとするのでした。

夢の雫、黄金の鳥籠　1巻2巻の感想

同じ作者の作品で15年前に連載していた、エジプトが舞台になっている漫画「天は赤い河のほとり」がとても面白かったのを覚えていたので、読み始めました。

舞台となる場所はエジプトからオスマン帝国に移ったものの、そこに流れている空気感は同一のもので、あっという間に読み進めてしまいました。

歴史上に実在する人物と空想の人物の融合に全く無理がなく、本当にこういうことがあったんじゃないだろうかと思ってしまう説得力がこの物語にはあります。

暗殺や戦争など血なまぐさい要素も多分に含まれているにも関わらず、さくさくと読み進めることができるのは、主人公のもつ強さと明るさの絶妙なバランスがなせる業だと思いました。

主人公のヒュッレムは、強い意思と行動力をもった魅力的な女性です。

でもそういうキャラクターにありがちな無鉄砲な行動力ではなく、きちんとした考えのもとに判断を下していきます。そ

して女性らしさも、彼女の中にはちゃんと持ち合わせています。

そういう彼女だからこそ、イブラヒムは目を付け、彼の思惑通りに皇帝は気にいるのですが、その結果に満足しながらも苦しみ続けていきます。

二人の道ならぬ恋が今後どうなっていくのか、気になって仕方がありません。

そして、若き皇帝スレイマンもまさに飛ぶ鳥を落とすような勢いを持っていて自信に満ち溢れた、とても魅力的な人物でした。

願わない状況でそばに行ったヒュッレさえも二人の間で揺れ始めるのも、正直仕方ないと思いました。

彼らを取り巻く登場人物も、それぞれ個性的なキャラクターが描かれていて物語を際立たせていました。

それが正しいものか、そうでないかは別だとしても、どの人物もそれぞれの信念をもって行動している、また明日をも知れない状況の中で日々を生き抜くための切羽詰まった強さにあふれているように思えます。

状況説明は少ない人も出てきますが、一人一人のバックグラウンドを想像しながら、読んでいるとどの人物にも少なからず感情移入をしてしまいました。

続きを読むのが本当に楽しみです。

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